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日本語で頼むだけで、3D設計データができる ― ローカル完結のAI 3DCAD「Parts Studio」

「幅80mmのスマホスタンドを作って。少し後ろに傾けて、手前に落下防止の受けを付けて」― この一文を日本語で頼むだけで、3D形状の設計データが出来上がる。それが、当社の AI 3DCAD 環境 Parts Studio です。図面が読めなくても、CAD未経験でも、作りたい物を言葉で伝えれば形になることを狙いにしています。

従来の3DCADは強力ですが、スケッチから押し出し、穴、フィレット…と操作の手順が長く、「作りたい物」と「ソフトの操作」の距離が遠いのが初心者の壁でした。Parts Studio は、その距離を LLM(大規模言語モデル) で縮めます。AIは魔法ではなく、人と一緒に設計するアシスタントです。たたき台を数秒で出し、細かい仕上げはGUIで自分でも直せる。設計データはこのPCの中で完結し、外部に出しません。

紹介映像

※ GUIの見かたと、スマホスタンド・基板ケース・フランジ・L字ブラケットの生成例をまとめた紹介映像です。

なぜ「言葉で作るCAD」なのか

3DCADは、3Dプリンタや加工に必要な設計データを、寸法(mm)で正確につくる道具です。完成品は STL / STEP などで書き出します。ただ、覚えることが多く、目的の形にたどり着くまでの操作が長い。

Parts Studio が新しいのは、その操作を飛ばして 「言葉」から設計データへ 行ける点です。

  • 話しかけるだけ ― 「幅80mmのスマホスタンド作って」と日本語で頼む。専門用語は不要。
  • AIが下ごしらえ ― 作りたい形を自動で設計し、GUIでそのまま手直しできる。
  • すぐ形になる ― 数秒でSTLを生成。3Dプレビューで確認して、そのまま印刷できる。

ポイントは、AIに全部任せきりにしないことです。GUIでいつでも手直しできる前提で、人とAIが同じ設計を共有します。

仕組み ― 4ステップのループ

流れは4ステップのループです。

4ステップのループ。1.日本語で頼む 2.AIが寸法・穴・フタを自動設計 3.STLを生成して3D確認 4.AIでもGUIでも微調整。納得いくまで2〜4を繰り返す
納得いくまで②〜④をくり返すだけです。むずかしい操作はAIが肩代わりし、細かい仕上げはGUIで自分でもできます。(クリックで拡大)

たとえば「M3穴つきの基板ケース」と頼む → AIが寸法・穴・フタを決める → 数秒でSTLを生成して3D確認 → 「もう5mm高くして」と手を入れる。この往復が、Parts Studio の基本動作です。

画面の見かた

見た目は、いわゆるCADの作業画面です。左にパーツ一覧とフィーチャ(「+箱」「+円柱」「+穴」)、中央下に自動生成された設計コード、右に3Dプレビュー、いちばん下に日本語で指示するAIドックがあります。コードは見なくても使えます。

Parts Studioの実際のGUI。左にパーツ属性とフィーチャ設計、中央下に自動生成コード、右に寸法グリッド付き3Dプレビュー、下部に日本語入力のAIエージェント
実際の Parts Studio 画面。メニュー/パーツ属性/フィーチャ設計/自動生成コード/3Dプレビュー/AIエージェントが1画面に収まっています。プレビューは透明・レンダを切り替えられ、寸法グリッドで確認できます。(クリックで拡大)

後から直せる ― パラメトリック

設計が寸法として残るので、あとから数字を変えれば形が一瞬で追従します。「80→110mmに」と言えば全体が変わり、穴の数・位置・厚みも後から変えられます。同じ設計を再利用・量産しやすいのも、パラメトリックの強みです。

同じ基板ケースの指示で寸法だけ変えた3例。60×40×18mm、80×50×25mm、110×70×35mm
指示は同じ、寸法だけ変えた3例。手描き・手作業だと作り直しは大変ですが、パラメトリックなら数字1つで別サイズが完成します。(クリックで拡大)

AIで頼んでも、GUIの数値入力で直しても、同じ設計を編集できます

実例 ― 日本語1文から、実用形状へ

ここでは実例を4つ紹介します。いずれも自然言語の指示から自動生成した実データです。

実例4種。スマホスタンド、電子基板ケース+フタ、取付フランジ、L字ブラケット
実例4種。スマホスタンド(部品1/約1秒)、基板ケース+フタ(2部品・M3インサート)、フランジ(ボルト穴6本の円形配列)、L字ブラケット(ザグリ穴+補強リブ)。(クリックで拡大)
  • スマホスタンド ― 「幅80mm、少し後傾、手前に落下防止の受け、背面は軽量化」。土台・背もたれ・受けを組み合わせ、背面をくり抜く。材料体積 77,990 mm³、所要は自然言語1文から約1秒
  • 電子基板ケース+フタ ― 「80×50×25mmの箱。フタと四隅にM3ヒートセットインサート穴。本体グレー・フタ黒」。2部品に分割し、ネジ寸法は規格表から自動選択(M3インサート穴 φ4.6)。色別STL / 3MFを出せば、そのまま印刷できます。
  • 取付フランジ ― 「外径60mmの円板。中央に20mmの穴、周りにM5通し穴を6本、等間隔で」。60度ごとの円形配列でボルト穴を置き、モータ取付やパイプ接続に使える実用形状になります。
  • L字ブラケット ― 「棚を壁に固定するL字金具。60×40mm、立ち上がり40mm、M4ザグリ穴を2つ、補強リブ付き」。ネジ頭を沈めるザグリと、斜めリブによる補強まで含めて一括生成します。

コードの中身は見なくても使えます。必要ならGUIでも、生成された設計を直接編集しても構いません。

人 × AI の役割分担と、安全設計

同じ設計を、GUI(手)でも AI(言葉)でも編集できます。AIは「フタに通気穴を8個」のような繰り返し・下ごしらえが得意で、人は最後の“ここだけ”の仕上げと目視確認が得意です。役割分担ははっきりしていて、AIがたたき台、人が最終判断です。

そして、AIは勝手に上書きしません

安全設計。1.チャットで指示 2.差分を提案 3.承認して反映 4.いつでも手直し。ローカルAI、GUIとAIの共有、承認後反映、再現性
チャットで指示 → 差分を提案 → 承認したものだけ反映 → いつでも手直し。設計データは手元のPC内で完結し、おかしければ却下で構いません。(クリックで拡大)
  • ローカルAI ― このPC内で実行。設計データは外部に出ません。
  • 同じ設計を共有 ― 手で直しても、言葉で頼んでもOK。
  • 外部AI連携(MCP) ― 対応ツールからも同じ操作が可能です(3dbuilder と同様、エージェントから設計を進められます)。
  • 再現性 ― 同じ指示から同じ結果を再生成できます。

出力 ― そのまま3Dプリンタへ

確認できたら、製造データへ渡せます。

出力4種。色別STL、3MFアセンブリ、図面PDF、BOM部品表
色別STL(多色プリント向け)、位置関係を保った3MF、寸法入り図面PDF、ネジ・インサート等のBOM(PDF / CSV)。GUIで作っても、後からコマンドで同じ結果をバッチ生成できます。(クリックで拡大)

初心者が失敗しないコツ

  • 寸法は数字で伝える ― 「大きめ」より「幅80mm」。AIが迷いません。
  • 1回で完璧を狙わない ― まず作って、後から言葉で微調整(②〜④のループ)。
  • 提案は必ず目視で承認 ― 反映前にプレビュー確認。おかしければ却下でOK。
  • 作りたい用途を添える ― 「棚を壁に固定するL字」など目的を書くと精度が上がります。
  • うまくいった指示は保存 ― 良かったプロンプトは再利用でどんどん速くなります。

まとめ

  • 言葉から設計データへ ― 日本語1文でSTL / CADが出来る。CAD未経験でも、作りたい物を伝えれば形になる。
  • 4ステップのループ ― 頼む → AIが設計 → 形にする → 手を入れる。むずかしい操作はAI、仕上げは人。
  • パラメトリック ― 寸法が残るので、数字1つで別サイズ。AIでもGUIでも同じ設計を編集できる。
  • 実用形状の実例 ― スタンド、基板ケース、フランジ、L字ブラケットを、自然言語から自動生成。
  • 安全に、手元で ― 提案は承認してから反映。設計データはローカル完結。MCPでも同じ操作が可能。
  • 印刷まで一気通貫 ― 色別STL・3MF・図面PDF・BOMを書き出し、3Dプリンタへそのまま渡せる。

「作りたい物」と「CADの操作」のあいだを、言葉でつなぐ。Parts Studio は、そのための当社の AI 3DCAD 環境です。デモやご相談を承っています。

この技術や導入について、お気軽にご相談ください。

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