川崎重工業とセマンティックマップ生成技術を共同開発および実証試験を開始しました

株式会社Forcesteed Roboticsと川崎重工業株式会社は、ロボットが地図を持たずに、人と共存できる移動型の知能ロボットの社会実装に向けて、実証試験開始を発表しました。

AI×ロボティクス×画像認識の融合領域で研究開発を行う株式会社Forcesteed Robotics(本社:東京都江東区、代表取締役CEO 大澤弘幸、以下「Forcesteed社」)は、川崎重工業株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員 橋本康彦、以下「川崎重工業」)とともに、移動型ロボットのための「セマンティックマップ生成技術」を共同開発し、ソーシャルイノベーション共創拠点 CO-CREATION PARK KAWARUBA(以下「KAWARUBA」)にて、両社連携による実証試験を開始したことを発表いたします。

この技術は、従来のSLAM(自己位置推定+地図作成)にとどまらず、ロボットが自律的に環境の意味を理解しながら移動するための“意味地図”を、カメラとLiDARから生成するというものです。現在、Forcesteed社と川崎重工業は、社会実装に向けた歩みを加速させています。

■ 技術の概要と意義

従来、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)は、ロボットの自己位置同定と幾何学的地図構築に用いられてきましたが、生成される地図は構造情報に限定され、「通路」や「障害物」などの意味情報(セマンティクス)が不足していました。近年、LLM(大規模言語モデル)の進展により、画像や点群データから意味情報を抽出する試みが進んでいますが、セマンティックマップを体系的に構築する技術はまだ未成熟です。


今回、Forcesteed社が有するAI・画像認識技術と、川崎重工業が培ってきたロボティクス応用知見を融合し、SLAMによる自己位置同定・地図構築と並行して、カメラ映像とLiDARデータからセマンティック情報を抽出し、別途マッピングいたしました。具体的には、「通路」「窓」「作業エリア」などの意味ラベルを環境に付与し、物体検索や意味検索(例:「会議室」「棚」)による効率的な場所特定を可能にします。

主な特徴は以下の通りです。

  • カメラとLiDARを用いて、環境に「意味ラベル」(例:「ドア」「棚」「通路」)を自動付与
  • 意味検索に基づく柔軟な移動計画(例:「会議室を探して行く」)
  • 地図準備の簡素化と動的環境への適応力向上
  • 屋内走行実験にて80%以上のラベル認識精度(社内検証)

ただし、計算負荷、暗所でのカメラ性能、意味ラベルの汎化性などの技術的課題は残っています。

■ 今後の展望、社会実装に向けた応用展開へ

本技術は、今後屋内作業・点検・警備ロボットなどへの実装を視野に入れており、2027年までの社会実装を目指します。従来の地図依存型ナビゲーションを脱却し、「マップレスでも環境の意味を理解して行動できるロボット」の実現を目指すものです。

両社は、ロボット自身が周囲の状況や意味を理解しながら、人の社会に自然に融け込んで行動できるロボット「融和型ロボット」の実現に向けた研究および実証試験を継続していきます。

■ ソーシャルイノベーション共創拠点 CO-CREATION PARK KAWARUBAについて

KAWARUBA(カワルバ)は、川崎重工業が開設したソーシャルイノベーション共創拠点であり、「変わる場(KAWARU×BA)」を意味しています。多様なスタートアップ、研究機関、パートナー企業と共に、社会課題解決に資する新たな価値創出を目指すオープンイノベーションの場です。2024年11月に「Haneda Innovation City」(東京都大田区)に川崎重工業が開設し、ロボティクス・モビリティ・環境エネルギーといった次世代分野における技術検証や実証試験を行えるリアルな共創環境が整備されています。

ソーシャルイノベーション共創拠点 CO-CREATION PARKKAWARUBAに関する紹介ウェブサイト:
https://kawaruba.com/

代表取締役COO&CFOがWaris運営の経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」における第2期 Eラーニング講座に講師として参加

〜 スタートアップでのCXOとしての知見をもとに、次世代女性リーダー育成を支援 〜

当社の代表取締役COO & CFOである諸岡亜貴子(以下、「諸岡」)が、株式会社Waris(所在地:東京都千代田区、共同代表:米倉史夏、田中美和、河京子。以下、「Waris」)が運営する「女性リーダー×大学関連スタートアップ企業のためのリスキリングプログラム(女性リーダー育成プログラム)」における第2期Eラーニング講座(以下、「本講座」)にて、講師として登壇することをお知らせいたします。

本講座は、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」としてWarisが運営する、女性がリーダーとして活躍するために必要なスキルや知見を体系的に学ぶオンライン学習プログラムです。スタートアップにおいて活躍する女性経営者・管理職・事業責任者の育成を目的としています。

諸岡の登壇は2024年度に続き2回目となり、今回も前回同様、財務・経理および人事の2分野に関するEラーニングコンテンツを担当します。企業経営の実務に携わる立場から、スタートアップにおける組織づくりや資金管理・調達に関する知見を提供します。

また、起業家や経営幹部を目指す女性受講者に対し、COOおよびCFOとしての実務経験をもとに、スタートアップ現場でのリアルな意思決定のプロセスや、実践的な視点を伝える講義を行います。

Forcesteed Roboticsは今後も、社内外の人材育成に積極的に貢献し、ダイバーシティと持続可能な社会を支える次世代リーダーの成長を後押ししてまいります。

◆参考リンク
本プログラムの概要  :https://waris.co.jp/25558.html
女性リーダー育成プログラム特設ページ:https://careershift.waris.jp/women-startup

MIRU2025 ゴールドスポンサー就任のお知らせ

このたびForcesteed Roboticsは、画像処理・認識分野の国内最大級の学会「MIRU2025」にて、ゴールドスポンサーとして参画することとなりました。

当日はブース出展を通じて、AI × 画像認識 × ロボティクスの最前線をお見せできればと考えております。ご来場の皆さまとの出会いを楽しみにしております!

画像の認識・理解シンポジウム MIRU2025 

日程: 2025年7月29日(火)~8月1日(金)
会場::国立京都国際会館(京都府京都市)
https://cvim.ipsj.or.jp/MIRU2025/

台湾のAIスタートアップであるSpingence Technology Co., Ltd.と提携し、日本企業向けのオンプレLLMサーバを販売開始いたしました。

2025年2月20日 — 株式会社Forcesteed Robotics(本社:東京都江東区、代表取締役:大澤弘幸、以下「FSR」)は、台湾のAIスタートアップSpingence Technology Co., Ltd.(本社:台湾、代表取締役:ジェシー チェン、以下「Spingence」)と提携し、日本市場向けのオンプレミス型大規模言語モデル(LLM)を搭載したAIサーバの販売を開始いたしました。


提携の背景と目的

近年、データプライバシーの重要性が高まる中、企業におけるAI技術の導入においてもセキュリティ対策が不可欠となっています。FSRとSpingenceは、この課題に対応するため、日本企業向けに高性能かつセキュアなオンプレミスLLMサーバを提供することを決定しました。

本提携により、日本企業はデータを外部クラウドに依存せず、安全にAI技術を活用できる環境を整えることが可能になります。


提供製品の特徴

  • データプライバシー保護:社内サーバで運用可能なため、機密情報の外部流出を防止。
  • 高性能コンピューティング:大規模言語モデルを効率的に運用できる最適化設計。
  • セキュリティ強化:企業のセキュリティポリシーに準拠した環境構築が可能。


今後の展望 – 技術の共創とローカライズを強化

今後3~5年の間に、FSRとSpingenceは日本市場におけるオンプレミス型LLMの普及を加速し、技術統合を通じた製品展開の可能性を追求していきます。

まず、FSRはエンタープライズ向けアプリケーションの拡大に注力し、リーズナブルでありながら高いセキュリティ性能を備えた製品を提供します。大澤氏は次のように述べています。「日本ではクラウドコンピューティングに対する慎重な姿勢が根強く、それがエッジAIの需要を大きく押し上げています。」

短期的には、FSRがローカル技術サポートの強化と優れたカスタマーサービスの提供を担い、SpingenceはLLMプラットフォームの日本市場向けローカライズを推進します。特に、アプリケーションや管理ツールの最適化を進め、直感的なインターフェース、カスタマイズ可能な設定、シームレスな統合機能を提供し、日本企業が容易に活用できる環境を構築していきます。

また、FSRはSpingenceの日本代表として、技術共創を進めながらエッジAIと大規模言語モデルの融合を深め、よりスマートで効率的なアプリケーション開発を推進します。これにより、日本の産業界に最適化されたAIソリューションを提供し、より持続可能なAI活用の実現を目指してまいります。

FSRとSpingenceは、今後もAI技術の進化に合わせた製品開発を進め、より多くの企業が安全かつ効率的にAIを活用できるよう支援してまいります。

詳細については以下のリンクをご参照ください。
プレスリリース


お問い合わせ

株式会社Forcesteed Robotics
Email:contact@forcesteed.com
Webサイト:Forcesteed Robotics公式サイト

本社移転のお知らせ

2025年2月2日 — 株式会社Forcesteed Robotics(フォースティード・ロボティクス)は、事業拡大および研究開発環境の充実を目的として、本社を移転することとなりましたのでお知らせいたします。


新本社所在地

〒135-0064
東京都江東区青海二丁目7番4号 The SOHO 815号室


移転の背景と目的

Forcesteed Roboticsは、ロボティクス技術の発展と社会実装を推進するため、より最適な環境での研究開発と事業展開を進めております。今回の本社移転は、最新技術の開発環境を強化し、パートナー企業やお客様との連携をさらに深化させるための重要なステップとなります。

皆様にはご不便をおかけすることのないよう、円滑な移転を進めてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。


お問い合わせ

株式会社Forcesteed Robotics
Email:contact@forcesteed.com
Webサイト:Forcesteed Robotics公式サイト

株式会社Forcesteed Roboticsを創業しました

2024年7月29日 — 株式会社Forcesteed Robotics(フォースティード・ロボティクス)は、このたび正式に設立されましたことをお知らせいたします。Forcesteed Roboticsは、最先端のロボティクス技術を活用し、社会の課題解決に貢献することを使命としています。


設立の背景と目的

Forcesteed Roboticsは、「世の中の駆動系に人工意識をインテグレートし、機械と人が協調しながら新しい価値を生み出す未来を創造する。」というミッションを掲げています。 近年、労働力不足や生産性向上の課題が深刻化する中で、ロボティクス技術は産業界にとって不可欠な存在となっています。Forcesteed Roboticsは、このミッションのもと、これらの課題に応える革新的なソリューションを提供し、ロボティクスを通じた新たな価値創造を目指します。

MISSION

世の中の駆動系に人工意識をインテグレートし、機械と人が協調しながら新しい価値を生み出す未来を創造する。

VALUE

1.評論家ではなく実務家。
高いところから評論を述べるのではなく、自らが提供する実務によって、自らの価値を証明すること。

2.自己満足で終わらない。
ビジネスサイドは、研究者の叡智と努力を一滴たりとも無駄にするような行いをしないこと。
研究者は、ビジネスサイドが一時も早くお客様にお届けしたくなるような技術を探求し続けること。

3.自分のアウトプットに徹底的にこだわる。
表面的な浅いアウトプットや小手先の対応にならないこと。
自分のアウトプットに責任を持ち徹底的にこだわること。

4.自分の武器を磨き続ける。
自分の武器はこれです、と他者に明示できるものを必ず一つ以上持ち続けること。
そのための研鑽を厭わず、誰よりも夢中になって取り組むこと。


経営陣の紹介

代表取締役CEO兼CTO 大澤弘幸
キヤノン株式会社でのBlu-ray規格策定やネットワークカメラ、3次元計測装置、インテリジェントロボットの開発を手がけた後、東芝やSenseTime Japanで自動運転技術の開発に従事しました。また、Kyoto RoboticsではCTOとして物流ロボット用パレタイズシステムをリリースし、直近ではデンソーで自動運転システムの開発を推進しました。ロボティクス技術の発展と社会実装に情熱を注ぎ、Forcesteed Roboticsのリーダーとして最先端技術の開発と市場展開を牽引します。

代表取締役COO兼CFO 諸岡亜貴子
約10年間にわたり人事・人材コンサルタントとして約150社以上に貢献し、業界トップクラスの実績を持ちます。その後、ロボティクスベンチャーにて従事し、幹部として管理部門の構築・運営や事業企画を推進。企業に必要なヒト・モノ・カネの調達や、広報戦略・セールス・マーケティングを通じた企業の認知度向上やブランド戦略にも貢献し、ビジネス拡大に寄与しました。さらに、大手企業との事業連携や中央省庁向け提案の経験を活かし、事業の多角的展開を支えています。

取締役CDO 桒原伸明
キヤノン株式会社で12年間、研究開発に従事し、三次元計測アルゴリズムや機械学習を活用したイベント認識技術、ディープラーニングを活用したインフラ点検システムなど、数々の実用化技術を開発しました。その後、Kyoto Roboticsで物流用ピッキングロボットの開発を主導し、大手物流倉庫への導入を実現。さらに、NEDOのピースピッキングプロジェクトではPMとしてロボティクス技術の発展に貢献しました。その後、株式会社アイシンではDX推進およびスマートファクトリーの技術開発を統括し、製造業向けの高度な自動化ソリューションを展開しました。2024年、CDO(Chief Development Officer)として参画。


今後の展望

Forcesteed Roboticsは、最新技術の研究開発を積極的に進めるとともに、パートナー企業との協業を強化し、より高度なロボティクスソリューションの提供を目指します。今後の事業展開にご期待ください。


お問い合わせ

株式会社Forcesteed Robotics
所在地:〒135-0064 東京都江東区青海二丁目7番4号 The SOHO 815号室
Email:contact@forcesteed.com
Webサイト:Forcesteed Robotics公式サイト