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チャットで頼む、簡単なRPA ― Luqua(AIエージェント)と jevnav

jevnav は、RPAを簡単にしたブラウザ操作です。 AIエージェントの Luqua に、普段の言葉で頼むと、jevnav が予約サイトや社内システムの画面を操作します。

頼む・選ぶ・動く。Luquaに頼むと jevnav がサイトのボタンを押す
簡単なRPAの流れ。チャットで頼む → jevnav がボタンを選ぶ → サイトが動く。

従来の RPA は、押す場所を座標で覚えさせます。サイトが少し変わると止まり、直しは人手です。jevnav は「予約を確定する」といった指示を見て、画面上のボタンを選びます。危ない操作の前では止まり、何を押したかも1件ずつ残ります。

見た目は、こうです

使う人は、いつもの Luqua に話しかけます。「今週末、青葉中央店でリズムダンスを予約して」。Luqua が登録済みの手順を選び、jevnav がブラウザを動かします。

Luquaのチャット。予約を頼むと、確定の前で止まって確認を求める
AIエージェント Luqua のチャット。頼むと手順が進み、確定の前で止まって確認を求めます。(クリックで拡大)

実際に動いているのは、架空のジム「ミナモ・フィットネス」の会員サイトです。右側が、jevnav が今なにを選んでいるかの表示です。

ジム会員サイトのトップ。レッスンを予約するボタンを選択
会員サイトのトップ。「レッスンの予約を始める」という指示に対し、「レッスンを予約する」を選んでいます。(クリックで拡大)
レッスン一覧で予約するボタンを選択
空きのあるレッスン一覧。指示は「空きのあるレッスンの予約に進む」。選んだボタンは「予約する」です。(クリックで拡大)
予約確認画面。この内容で予約ボタンを選択
内容確認の画面。指示は「内容を確認して予約を確定する」。選んだボタンは「この内容で予約」です。(クリックで拡大)

座標は使いません。ボタンや入力欄を、役割と名前の一覧にして読みます。

紹介映像

※ Luqua への依頼から、ジム予約サイトの操作、止まる場所、記録までの説明です(約10分)。

1つの操作で、必ずやること

  1. 選ぶ ― 指示に合うボタンを、画面の候補から選ぶ。確信度を付ける。
  2. 止める ― 確信度が足りないとき、削除や支払いなどの前では、人の確認を待つ。
  3. 残す ― 何を見て、何を選び、なぜ実行したかを1件ずつ記録する。パスワードの値は残さない。
  4. 確かめる ― 記録した手順が、今のサイトでも通るかを、AIなしで再生できる。

判定は社内 GPU 上の小型モデル(この検証では Qwen3.5-4B)です。画面情報は外部へ送りません。判定の形には、当社の OpenJev を使っています。TypeSafe 社の Jev との品質比較や接続はしていません。

危ない操作の前では、必ず止まる

基準と「危険」のパターンは、管理者が決めます。AI はルールを変えられません。

自動実行、確認待ち、中止の3つ
自動実行 / 確認待ち / 中止。削除・支払い・購入・公開・パスワード再発行などは、初期設定で確認待ちです。(クリックで拡大)
  • 自動実行 ― 確信度が基準以上で、危険パターンに当たらない。このときだけ操作する。
  • 確認待ち ― 確信度が低い、または危険な操作。実行せず止まり、人の確認を待つ。
  • 中止 ― 該当する部品がない、判定が返らない、など。何も操作しない。

上の確認画面でも、確定の直前で止めて、内容を見てから進められます。

架空のジム予約、11手順すべて正解

2026-10-06、架空の会員サイトでレッスン予約を11手順実行しました。店舗の絞り込み、土曜日のチェック、インストラクター名、会員パスワード、キャンセル規定、確定、予約一覧の確認まで通っています。

11手順の指示と選んだボタン、確信度、判定時間
11 / 11 で正しい部品を選択。判定は 63〜184ミリ秒。ボタン名を変えた改修版でも 11 / 11 でした。(クリックで拡大)

手順3(土曜日)の確信度は 0.616 と低めです。初期設定の基準(0.9)なら、ここで確認待ちになります。この実行では、店舗と曜日の基準を実測で下げています。

サイトが変わっても、どこが壊れたか分かる

改修版でボタン名を2か所変えました。「レッスンを予約する」と、「この内容で予約」(こちらは「予約を確定する」へ)。

改修後のサイトと、記録の再生、指示文のまま再実行
記録の再生は AI を呼びません。変わった2件を指摘します。指示文のまま再実行すると、新しいボタン名を選び直して 11 / 11 で完了しました。(クリックで拡大)

判定も記録も、社内のサーバ1台

外部と通信するのは、操作対象の Web サイトだけです。Luqua からできるのは、登録済み手順の実行と、結果・止まった理由の伝達です。手順の登録、止める基準、パスワード、承認は jevnav 側です。エージェントからは触れません。

社内で再現した計測です。小規模なので、傾向として見てください。

  • 公開サイトでの選択 ― 9サイト、41件すべて一致。確信度 0.9 以上の30件は全問正解。
  • サイト変更の検知 ― わざと加えた変更 4 / 4 を再生で検知。変更のないページでの誤検知は0件。
  • AI に渡す情報量 ― 同じ作業で画面情報 4.8千文字。汎用のブラウザ操作ツールは約 38.3千文字。
  • 目的指定の自動操作 ― 「ログインして料金ページへ」など 8 / 8。できない目的は「できない」と報告しています。

向く仕事

手順が決まっていて、繰り返し発生し、記録が要るものです。

  • 予約・申込み ― 施設や会議室。確定の直前で人が確認する。
  • API のない Web への入力 ― 社内システムや取引先ポータルへの転記。
  • 定期的な確認 ― Luqua の定期実行で空きや掲示を見て、変化があればチャットで報告する。
  • 自社サイトの回帰テスト ― リプレイは AI 不要で毎回同じ結果。

まとめ

  • 何か ― jevnav は、RPAを簡単にしたブラウザ操作。AIエージェント Luqua に頼むと、Web画面を操作する。
  • 違うところ ― 座標指定ではない。危ない操作の前で止まる。根拠が1件ずつ残る。
  • 判定は社内 ― 小型モデルを社内 GPU で動かす。パスワードの値は残さない。
  • 数字 ― ジム予約 11 / 11、公開サイト 41 / 41。小規模なので、傾向として見てください。

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